2024年9月17日火曜日

訃報

 成蹊大学混声合唱団を、長年にわたり合唱連盟『虹の会』を通じて、ご指導をいただきました田中信昭先生が去る9月12日に亡くなられました。

田中先生は、私たちの活動に多大な影響を与え、多くの団員がその深い知識と情熱に支えられました。田中先生の御冥福を心よりお祈り申し上げるとともに、そのご功績を偲び、感謝致します。

参照:【訃報/東京混声合唱団

https://toukon1956.com/%e8%a8%83%e5%a0%b1-2/


合唱連盟 虹の会は1973年に、武蔵大学合唱団リーデルクランツ(2022年度時休団中)、成城大学合唱団、成蹊大学混声合唱団によって結成されました(初代合唱連盟虹の会常任委員長は、成蹊大学混声合唱団の間瀬正明氏)。

 合唱連盟 虹の会が結成される以前は、上記の3団体に、成蹊大学グリークラブ(2022年度時休団中)、学習院大学輔仁会音楽部男声合唱団を加えた5団体による四大学ジョイントコンサートが開かれていました(19701973年)。しかし、これは合同体育会(四大学運動競技大会)等で関係の深かった4大学の合唱団が一緒にコンサートを開いたという程度のもので、ステージは各団体の演奏だけで構成され、第4回四大学ジョイントコンサートの「ハレルヤ」を除いて、合同曲は演奏されていませんでした。又、演奏会による連帯であった為、当然の事ながら団体間の結びつきも弱く、やがて解散してしまったのです。

 さて、合唱連盟 虹の会はその後上記の3団体によって結成されたものですが、決してジョイントコンサートの再結成として誕生したのではありません。合唱連盟 虹の会の目的は、最終的にひとつの合唱団をつくる事です。つまり、団体に所属している個人が、合唱を媒介として、お互いの団体枠を超えて結びつき、新たにひとつの大きな合唱団を構成する事によって、より広い親睦と音楽技術の向上を図ろうというものなのです。合唱連盟 虹の会は個人の集合としてひとつになったものであって、団体単位が結びついた形(ジョイントコンサート)ではないのです。これは校歌演奏の場面や田中信昭先生のステージを見ていただければわかると思いますが、3種類のステージコート、ステージドレスが混ざり合ってオンステしたり、共通のテーマに沿った各個人のカジュアルコーデでオンステすることによって合唱連盟 虹の会の主旨を、又、ひとつの歌声というものを知っていただきたいからなのです。

 さて、合唱連盟 虹の会を語るのにもうひとつ忘れてならないのは第3回定期演奏会以後、前衛曲・現代曲をとりあげてきている事です。「念仏踊(柴田南雄作曲)」、「死者の書(野田暉行作曲)」、「変化嘆永(三善晃作曲)」、「花伝書(柴田南雄作曲)」、「暁の讃歌(松村禎三作曲)」(いずれもアマチュア初演)、「青い剣の歌(高橋悠治作曲)」、「歌垣(柴田南雄作曲)」、「ぽく(三善晃作曲)」、「あなた(三善晃作曲)」、「呼びかけ(一柳慧作曲)」、「遠い島の友へ・・・(高橋悠治作曲)」、「マドリガルⅣ(小鍛冶邦隆作曲)」、「Z境(篠田昌伸作曲)」、「恋するルバイヤート(鈴木純明作曲)」、「邪宗門秘曲(西村朗作曲)」、「黙礼スル 第1番(新実徳英作曲)」、「挽歌(妻との別れ) 柿本人麻呂二首(野平一郎作曲)」(いずれも委嘱新作初演)と、前衛曲・現代曲は、合唱連盟 虹の会の音楽傾向として定着した感があります。もとより前衛音楽・現代音楽と関わりの少なかった私達(多くは大学で初めて学生合唱に取り組んだ学生)にとって初めのうち戸惑いがあったことは言うまでもありません、しかし、技術的に、又、理解するうえで非常に難解であると思われていた前衛曲・現代曲が田中信昭先生の御指導のもと、見事にまとめあげられてゆく時の興奮・感覚は、一度経験したら忘れられないものなのです。また、これらの曲は、この後に、成蹊大学混声合唱団や東京混声合唱団などで再演されてきました。是非、合唱連盟 虹の会が委嘱した作品を次世代や他団体に歌い継いで頂き、その活動の記憶が輝き続けて欲しいと思います。


合唱連盟虹の会第1回定期演奏会

2024年9月7日土曜日

2024年度OB総会開催について

九月になってもまだ残暑が続いておりますが、OB・OGの皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。

きたる11月3日(日・祝)にOB総会・懇親会を開催いたします。

秋晴れの元、皆様の旧交を温めていただきたくご案内申し上げます。


日付:2024年11月3日(日・祝)

時間:12時~14時(OB総会)、14時~16時(懇親会・立食パーティ)

※会費(懇親会のみ):4,000円

場所:成蹊大学10号館12階ホール

議題(予定):

・令和5年度決算報告・令和6年度予算案の承認

・OB合唱団活動報告

・現役紹介・活動報告・今後の演奏会情報


2024年8月16日金曜日

成蹊大学混声合唱団 演奏会動画公開のお知らせ

成蹊大学混声合唱団のYouTubeチャンネルにて、下記の演奏会動画が一般公開されました。


第58回定期演奏会(2022年度後期演奏会)

2023年度前期演奏会

第59回定期演奏会(2023年度後期演奏会)


当日、お越しになれなかったOB・OGの皆さま、また聴きたいOB・OGの皆さま、入部を迷っている現役の成蹊大学生の皆さま、将来の成蹊大学生の皆さま、ぜひご視聴ください。


※2023年度前期演奏会、第59回定期演奏会(2023年度後期演奏会)については、現役の指示の基、OB会で録画、編集の資源をさせて頂いています。録画・編集技術にういて、至らない点などありますが、ご了承ください。


成蹊大学混声合唱団の過去の演奏記録を本HPで公開していますので、ぜひ、定期演奏会の歴史もご覧ください。

2024年7月17日水曜日

成蹊大学混声合唱団 2024年度前期演奏会のお知らせ



大暑の候、暑中お見舞い申し上げます。

成蹊大学混声合唱団2024年度前期演奏会についてお知らせ致します。

OB・OGの皆様のご来場を心よりお待ちしております。


<日時・会場>

成蹊大学混声合唱団2024年度前期演奏会

2024年8月10日(土)開場14:00 開演14:30

会場:三鷹市芸術文化センター 風のホール


・虹

作詞・作曲:森山直太朗(b.1976)・御徒町凧(b.1977)

編 曲:信長貴富(b.1971)


・夜明けから日暮れまで

作 詩:和合亮一(b.1968)

作 曲:信長貴富(b.1971)


・混声合唱とピアノのための組曲「みやこわすれ」より みやこわすれ

作 詩:野呂 昶(b.1936)

作 曲:千原英喜(b.1957)


・僕のこと

作詞・作曲:大森元貴(b.1996)

合唱編曲 :黒田賢一


・無音が聴こえる

作曲:松本望

作詞:住野よる


指 揮:浅賀紀穂(学生)

ピアノ:宮本駿介(客演)


※事前予約制となっております。

下記グーグルフォームから予約をして下さい。8月9日(金)まで。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSdjb_YxXjVTZkLOGynGISzEPn85M0ul4yE_7ypO5CE0sRG63g/viewform


2024年6月24日月曜日

2024コーラス×オープンキャンパス

 先日、成蹊大学混声合唱団がコーラス×オープンキャンパスに出演しました!



混声合唱とピアノのための組曲「みやこわすれ」より みやこわすれ 作 詩:野呂 昶(b.1936) 作 曲:千原英喜(b.1957) 夜明けから日暮れまで 作 詩:和合亮一(b.1968) 作 曲:信長貴富(b.1971) 演 奏:成蹊大学混声合唱団 指 揮:浅賀紀穂(学生) ピアノ:宮本駿介(客演) 記 録:成蹊大学混声合唱団OB会