2025年3月15日土曜日

OB会長指針『絆の継承と未来の創生』

 成蹊大学混声合唱団OB会は設立以来、700名を越える会員数を誇る組織である。

一昨年の60周年記念事業では120名ほどのOBの皆様にご参加頂きました。

ただし、近年解決されてない問題点は残されたままになっております。

1.OB会費について
過去に遡り新会員の増加に比例したOB会費の増収が見込まれない
現状、特定の限られたOBから毎年会費納入を頂いております。
この状態は、OB会名簿から見ても明らかで、全会員数の約40%3百数十名が住所不明です。OB会費コンビニ納入依頼書も声蹊だよりと共に480名強のOBに届いてるのが現状です。
OB会主催の周年行事含めて、参加費用はOBの御負担により賄われている現状です。経済的な負担を嫌うOBは中々参加することが出来ないところです。

2.世代間における見解の相違
世代の多重化による会員年齢差の拡大、年長OBと若手OB間での見解相違。
父親世代以上のOBと現役では会話成立が厳しい。過去に年長OBの演説に招待された現役が辟易した事例もあり。

しかしながら、長い間常態化している問題に対して、このたび明るい要因(起点)が出来ました。

私がOB会長になり、急逝した前会長の木村の意志を受け継ぎ取り組んで参りました。それは現役生との親睦です。毎年2回定期的に現役生の話しを聞き、OB会に対するハードルをさげてきました。

その結果、昨年初夏の頃に、現役生(この3月に卒業する4年生)からOBの皆様と交流したいと提案を受けてから、打合せを進めて3/15に現役・OB合唱交流会を開催する運びとなりました。現役から合唱だけでなく懇親会も行いたいと提案があり、OB会長として全面バックアップすることにしました。

前出の問題に対する明るい要因とは、
まさに現役が主体的にOB会に目を向けたことです。彼らにとって大学生になり混声合唱団で過ごした記憶は一生残るものです。今回の交流会にてOBの皆様が現役を支えて気持ち良く送り出して頂くことで
現役諸君は感謝の記憶を永遠に残すと思います。
彼らが卒業後自分からOB会の活動に参加したいと意思表示しているのは、20年または30年後のOB会活動に後輩たちへ絆が継承されて未来へ創生されることと思います。
今回の交流会は、彼らの良き思い出となるため、現役生からお金は頂きません。
但しOBの皆様に御負担を強いてしまうのは、大変心苦しく恐縮に存じます。

最後にOBの皆様におかれましては、今後現役がOBになり絆を継承し未来を創生することを見守り頂ければ幸甚でございます。

成蹊大学混声合唱団
OB会長 岸本 敦